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コラム

漂白処理ができる素材とできない素材の違いは?

洋服の洗濯表記に漂白処理の記号があります。

消費者庁が定めた家庭用品品質表示法に則り、塩素系漂白ができるか、塩素系漂白はできないが酸素系漂白ができるか、漂白ができないといった内容を3分類で表示しています。

洗濯表記塩素系漂白剤酸素系漂白剤
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漂白処理に関する洗濯表示

布地メーカーはJIS に規定されている試験方法により、素材の漂白処理による堅牢度を試験して洗濯表記の選定をします。洗濯堅牢度は色の変化の程度を示す変退色、他の洗濯物への色移りの程度を示す汚染を級数で表します。一般的に変退色は4級、汚染は3-4級が合格値とされています。

または、繊維素材によって漂白の有無は明確になっています。
綿は塩素系、酸素系ともに漂白可能な繊維ですが、そもそも綿素材は染色をする前の工程で晒して綿を白くする工程を行っているからです。元々、綿糸は黄味を帯びているため、染色時に黄味が反映してしまうために予め綿特有の黄味を抜くために晒しの工程、つまり漂白済みなのです。
逆に動物系由来の毛や絹などのたんぱく質を含む繊維は塩素で繊維を破壊されてしまうため、塩素系漂白はNGです。

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