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コラム

ダンボールニットとは

どんな組織か

ダンボールニットとは、丸編みでできる布地の1つを言います。
生地の種類がダブルフェイス(ダブルフェイスについては「ダブルフェイスとは」をご覧ください)と似ていますが、表面とを裏面をつなぐ接結部分の糸が柱が立っているように編まれているため、生地の間が中空構造になっています。ちょうどその構造が段ボールの断面図と同じような感じになっているため、ダンボールニットと呼ばれています。

色んなところで見かける人気素材

最近はスポーツ用品店でパーカーやボトムといったスウェットアイテムをみると、多くの商品でダンボールニットが使われています。またメンズ/レディス問わずパーカーを中心に使われていたりします。

ダンボールニットの良さ

ダンボールニットは中空構造で生地の間に空間ができているため、生地に「かさ」ができ、膨らみ感や、「むにっ」とした反発感があります。この生地感が着心地良く、また厚みに対して軽さが出るため、裏毛の代わりの素材として良く使われています。ポリエステル糸を編み混むことが通常なため、洗える素材として使われることが多く、取扱いしやすいのも特徴です。

ノリタケ製ダンボールニットを編んでいます

このダンボールニットを編むには、接結部分の中空構造の編みができないといけませんが、そのためには専用のセッティングされた編み機が必要になります。当社ノリタケも、ダンボールニットの需要に応じて、そんな専用編み機を導入しました。また実際編むのも、いろいろと大変なことが多かったのですが、改良を重ねて、自信のある生地クオリティにまで仕上げました。

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